2013年02月13日

例えば

例えば、どこかの会議室に入ったとする。そこには誰もおらず、机の上に無造作にタバコとライターが置かれている。

その時にふと頭を過ぎるのは、大抵の場合、「ああ、誰かの忘れ物かな?」か、あるいは「先に誰か来ているのかな?」くらいであろうと思う。

さて、では、机の上のタバコとライターが「立った状態」で置かれていたら、どうだろうか?

僕はまず瞬間的に「え、何で立ってるの?」という疑問が頭に浮かぶ。「誰かの忘れ物かな?」と考えるよりも先に。

「立たせる」という行為には、当然、人の手が加わっている訳で、そこには立たせた人の何かしらの意図なり、意識なりが含まれている。タバコを立たせる、たったそれだけで一つのミステリーになる。謎が生まれる。

壮大な謎物語も勿論大好物だけれど、僕はこういうミステリーもとても好き。

そんな「謎物語」をずっと書き続けていけたらいいな……と思う池田でした。

(非常に遅筆で、メンバーからは怒られるけれど、笑)

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ラベル:物語 ミステリ
posted by 朗読ユニット グラス・マーケッツ at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする