2012年07月13日

朗読+京都『あけくれ』〜城昌幸について2〜

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【佐野真希子より】
城昌幸さんについてもう少しだけご紹介。どう考えても、私が説明するより、作品を聴きたくなるお言葉=^_^=

堀口大學は城左門詩集「近世無ョ」評で以下のように書いている。  
「それは怪異なる近代心の幻影を蒐集した博物館である。讀者はこの博物館へ一歩ふみこむと、ひやりとする或る者が背中へおぶさるのを感じる。今日のわれわれには珍しい奇物變物がおびただしく置き並べてある。死んだ大きな月の腐れた光が冷え冷えと白々と流れて。或る参觀者は云うか知れない。この博物館は黴くさいと。そんな人には出て行って貰うより仕方がない。ドリアンは、あの臭い匂ひの故に尊い。あのいやな人は、ドリアンを食はずにゐることだ。城左門は異臭ある詩人だ。」

江戸川乱歩は城昌幸自選傑作集『みすてりぃ』の跋文をこう書き出す。
「城君は洋服というものを着たことがない。骨董的価値のありそうな和服を、ダンディに着こなして、白足袋で銀座を歩く。彼は推理小説界においても、最も風変わりな、個性の強い作家である。」

そしてまた「日本探偵小説傑作集」の序文では以下のように評している。
「この作者は日本探偵小説壇のもっとも特異な存在である。彼は探偵小説を一つも書いていない。探偵小説の親類筋にあたる怪奇と幻想の文学のみによって、われわれの仲間入りをしているのだといっていい。視野は狭いけれども、そこの風景は網膜に残像を結んだまま、いつまでも消えやらぬ不思議な力をもっている。(中略)彼は人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人である。」

この写真は城昌幸の屋号で、馬込図書館に寄贈されたもの。
「其蜩庵」、「その日暮らし」というニュアンスでしょうね。

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サイト「馬込文学マラソン」を運営してる方に写真をお借りしました。こちらでも城昌幸のことが分かりやすく紹介されてます!
http://www.designroomrune.com/magome/j/jyou/jyou.html

詳細・チケットご予約
http://www.glassmarkets.net/nextlive.html
  
posted by 朗読ユニット グラス・マーケッツ at 11:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 朗読+京都 『あけくれ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「馬込文学マラソン」のn-kensakuです。ご紹介くださり、ありがとうございます!
Posted by n-kensaku at 2012年07月13日 18:26
n-kensakuさま
ご連絡有難うございます! 良い朗読イベントにするよう頑張ります。
Posted by グラス・マーケッツ at 2012年07月13日 23:04
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