ゲラ校正が一つ終わりました。
双葉社の「小説推理」(4月号)に掲載されるエッセイです。
2月27日(金)発売予定。
題材は、僕の大好きな香港映画『PTU』。
ジョニー・トーという監督の作品なのですが、香港の夜の街を撮らせたら間違いなくナンバー1かと。
観光客の波も引き、地元の人々も寝静まった深夜が舞台。
煌びやかなネオンはこの映画にはほとんど登場しません。
主役は一本入った路地裏と、そこを頼りなく照らす街灯の明かり。
画面は終始薄暗いのですが、計算された仄かなライティングが何と言っても素晴らしい!
「眠らない街」と一般的に言われているようですが、やっぱり少しは香港も眠るのです(笑)。そして、その眠っている街の姿は、この映画の中にすべて描かれています。
順序はどちらでも構わないので、ぜひ、エッセイとセットで見て、読んでもらえると嬉しい限りです!
